あがり症と苦手な状況

あがり症を克服するためにゃぁ、苦手な状況をひとつひとつクリアしていく必要があるんじゃ。
誰でも苦手な状況を避けて過ごしたいもんじゃが、あがり症の人にとっちゃぁその意識が強いもんになっとるからじゃ。

自分の恐れとる状況を避けてしまうこたぁ、ごく自然なことじゃゆぅて思いますけぇの。
ほぃじゃが、あがり症の人が、あがってしまう状況から逃げ続けると、あがり症の症状は悪化していくんじゃ。
苦手な状況を避け続けると、その状況はずっと苦手なままになってしまうからじゃ。

苦手な状況を避けることを「回避行動」ゆ0ぅようじゃが、その回避行動にゃぁ大きゅぅ分けて2種類あるんじゃ。
まず、状況からの回避じゃ。

こりゃぁ、あがってしまう状況にあえて身を置かんことをさするんじゃ。
同僚と一緒に食事に行かんやら、パーティーに出席せんやらも回避行動の1つようじゃ。
ほいでからに、回避できんかった行動からの逃避、っちゅうのも回避行動じゃ。
例えてゆぅたら、出席してしもぉたパーティーで他人とコミュニケーションせんやら、発言せんっちゅう行動じゃ。

回避行動を繰り返しとると、回避行動が習慣化されていくんじゃ。
習慣化されると、次の段階じゃぁ回避行動の度合いがひどくなっていく場合もあるんじゃ。
こうなるとあがり症を克服するどころか、症状はますますおもぉなっていくんじゃ。

苦手な状況に立ち向かうためにゃぁ「エクスポージャー法」が有効な手段じゃ。
エクスポージャー法は1人でも実践できる方法じゃけぇ、1度チャレンジしてみてつかぁさい。